福祉タクシーCANです!
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いつもご利用ありがとうございます!

タクシーに乗った時…

タクシーに乗った時世間話をしませんか?もちろん静かに、可能なら寝てしまいたいという方もいるでしょう。タクシーは出発地点から目的地へ輸送するだけのサービスですので、一期一会とはいえその関係性は基本的には希薄です。ですが、福祉タクシーとなると少し話が異なってきます。なぜなら、お乗せするお客様の体の状態を確認する必要があったり、通院するにしてもどれくらいの所要時間が必要なのかを把握するために、受診科目を伺ったりします。そうした意味では一般的なタクシーよりもその関係性は深いといえます。

あるお客様の話

そのお客様が初めて福祉タクシーCANをご利用くださったのは2年前。最初は高齢で車イスでないと移動できないのお母様を法事に連れて行くためにご利用くださいました。1年半後、突然鳴ったそのお客様からの電話は、「具合が悪いから病院に行きたい。車イスも貸して欲しい」という内容でした。この時点ではお客様ご自身ではなく、お母様の具合が悪いのだと思っていましたが、車イスを持参して指定された場所へ伺うとお客様ご自身がベッドから起き上がれないでいました。すぐに移乗をお手伝いし病院へ行き、入院が確定するまで付き添いました。

ご依頼内容の変化

その後「退院の際はぜひご利用ください」とお伝えしその場を離れたのですが、2週間後にかかってきた電話は緩和ケア病院への転院でのご依頼でした。その後は外出や外泊のために週1回のペースでご利用くださり、お友達と会うために駅まで迎えに行くといった事もありました。また、「CANさんだからお願いしたい」といつもはお断りするようなことも依頼されていました。お客様はその後医療設備が整い医師が常駐する施設へ移られました。

1ヶ月半後…

そのお客様と駅まで迎えに行ったお友達から電話が入りました。「2週間ほど連絡が取れなくなっている。何か知らないか。」と。急ぎご家族に確認し、大分お加減が悪いことを知り、その旨その方へお伝えしました。その2日後の早朝、「亡くなった。私を施設へ送って欲しい。」とご家族から電話。車中そのご家族から「地元のタクシー会社へ電話したけど出なくて困っていた。CANさんを思い出したのでかけてみて良かった。きっと故人がCANさんを使えと言っていたんだね」と言ってくださり、グッときてしまいました。

その日は抜けるような青空でした。

福祉タクシーとしてできること

冒頭でお話しした通り、一般的なタクシーより深い関係性を持つとはいえ、ここまで深く関わることになるとは思っていませんでした。亡くなられたお客様がバイタリティ溢れる方でしたので、そんな関係性を築けたと思います。あくまでもタクシーですから出発地点から目的地へ輸送するだけが目的ではあります。でも、こんなことをやってもらえるのかなどの要望は、お客様それぞれで異なってくるでしょう。できることとできないことがあるとは言え、福祉タクシーにできることは一般的なタクシーよりも多いし自由度が高いと思っています。

福祉タクシーCANにご相談ください

これまで、このブログで料金の話や、福祉タクシーの種類、今までこんなお客様がご利用くださったなどの話をしてきましたが、どれにも当てはまらない、自分がやって欲しいことはコレなんだけどナドナド、出来ないだろうと諦める前にご相談ください。もちろんお話を伺った結果「出来ません」とお断りすることもありますが、出来ると判断したものは全力でお応えします。

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