いつもご利用ありがとうございます!
少ない少ないと言っていた雪も例年通りしっかり降りました。同じ山形県でも南側の置賜地区は大雪で、同業の方からは「営業車埋まった」との知らせ。まさに「掘ってから」でないと車は動けない状態。私の住む辺りはまだそこまで多くはないですが、それでも夜間に積もった雪を朝暗いうちに、掃いた側から積もっていく雪を昼頃に、翌朝の除雪を楽に済ますために暗くなる頃に除雪をやってます。業務の合間に除雪してるんだか、除雪の合間に業務をしてるんだか…。全身筋肉痛になる間もなく、毎日除雪に勤しんでいます。
さて、表題の件。
福祉タクシーを利用しなければならない時
お客様をお乗せすると(特にご本人ではなくご家族)、「急に必要になったけど、どこに連絡すればわからない」「地元のタクシー会社では急に手配できないと断られた」ナドナド。ご家族が急に具合が悪くなり、自分ではどうすることもできない。病院に連れて行きたいけど、でも救急車を呼ぶまでもなさそうだ。福祉タクシーはこんな状態になった時に利用してほしいのです。とは言え、地元のタクシー会社はどうして断るのでしょう?
地元のタクシー会社は予約がいっぱい
何度かお話ししていますが、福祉タクシーの制度上、所謂「流し」での営業は出来ません。そのため一般のタクシーの天井についている行灯やフロントガラスに「空車」「実車」「予約車」などを表示するディスプレイの設置は必須ではありません。(行政区画によって違うかもしれませんが)必要な方が必要に応じて手配するのが福祉タクシーなんです。私のように個人で営んでいる方も全国には多数いらっしゃいますが、一方で地元にあるタクシー会社にも複数台の福祉車両を保有し、予約に応じて運用しているはずです。私の地元の事業所は、運用しているが故に予約もいっぱいのようです。また、運用自体平日の午前中に限定しているとか、社内規定で福祉車両を運用するためには介護資格が必要で、その資格保有者が不在であるとか…。ここ数年「ユニバーサルデザイン」の考え方が浸透して、対応した車両も増えてきましたが、例えば車イスを乗せられる車両なのに、その方法を知らない、または知っていても車イスのお客様を乗せるのに長時間かかってしまうなどの問題もあるようです。理由は様々ですが、結局地元のタクシー事業所は「福祉専業」ではないため断ることがあり得るのだと言えます。
福祉タクシー事業者として
福祉タクシーCANはその看板にある通り「福祉輸送車両」で「限定」です。この「限定」とは「福祉に限定する」という意味です。
タテマエ上はそれ以外ではお使いになれません。逆に言えば「福祉専業」なのです。もちろん介護の資格は持っていますし、これまで専業でやってきた経験もあります。車イスに乗っていられる方はもちろん、体が不自由などんな方でも利用いただけます。まだまだお客様へ対応する余地があります。(とは言え、一人でやっているのでダメな日はありますが…😭)車での移動に困ってしまったら、まずはご相談ください。